1ドル150円が151円になったら、円安?円高?
1円増えてるから円高なのかな…
こんな風に悩む方も多いと思います。
この記事では、混乱しがちな「円安ドル高」「円高ドル安」を整理する考え方を紹介します。
まず、ドルの方に注目して高安を判断し、その反対の動きが円、と理解すると覚えやすいです。
円ではなくドルの方に注目する
「円高ドル安」などと、円の方を先に言うので、円を基準に考えがちです。
しかし、実は、ドル高かドル安かをまず考えたほうがわかりやすいです。
「ドル」を「りんご」と考える
まず、為替の話は、いったん置いておきます。
りんごで考えましょう。
りんごが1個100円だったとします。
ところがある日、1個200円にかわりました。
りんごの値段は高くなりましたか?安くなりましたか?
高くなりましたね。
それまで100円払えば1個買えたのに、200円も払わないといけなくなりました。
とんでもない値上げです。
これを為替のように言えば、「りんご高」です。
同じことを、為替でやってみましょう。
「りんご1個」を「1ドル」に置き換えます。
1ドルが100円だったとします。
ところがある日、1ドルが200円にかわりました。
ドルの値段は高くなりましたか?安くなりましたか?
「ドル」を「りんご」に置き換えたら?
高くなりましたね。
今まで、1ドルを手に入れるのに100円払えばよかったのに、200円も払わないといけなくなりました。
「ドルが高くなった」というわけです。
「ドル高」です。
逆に、りんごの値段が1個100円から50円に変われば、りんごは安くなっているので「りんご安」です。
ドルの場合も同様に、1ドルの値段が100円から、50円に変われば「ドル安」です。
つまり、今まで、1ドルを手に入れるのに100円払わないといけなかったのに、50円で良くなりました。
「ドルが安くなった」というわけです。
わかりやすいように、100円、200円、50円など極端な値段にしています。
もっと細かい変動でもおなじことです。
片方が安くなれば、もう片方は高くなる
為替は、片方が高くなれば、もう片方は安くなります。
つまり、「円高ドル安」と「円安ドル高」の2種類しかありません。
言い換えると、両方高くなったり、両方安くなったりはしません。
つまり、「円高ドル高」「円安ドル安」は存在しません。
その理由も一応、説明しますが、この部分は丸暗記でいいと思います。
つまり、ドルを基準に高安を判断して、円はその反対と考えるわけです。
「円高ドル高」「円安ドル安」が存在しない理由
1ドルが100円から200円にかわったとします。
これは、ドルの値段が高くなっているので、「ドル高」でしたね
(「ドル」を「りんご」に置き換えてください)。
では、これをアメリカ人の立場で考えてみましょう。
今まで、100円を手に入れるのに、1ドル払わないといけませんでした。
しかし、1ドルが200円になったら、1ドル払えば、200円も手に入ります。
つまり、100円を手に入れるためには、0.5ドル払えば良いことになります。
今まで、1ドル必要だったものが、0.5ドルでよくなるわけですから、「円が安くなった」と感じますよね。
つまり、日本人にとっての「ドル高」は、アメリカ人にとっての「円安」なのです。
これがセットになって「円安ドル高」ということになります。
ドル安の場合は、逆の事が起こって、「円高ドル安」になります。
まとめ
・「円高ドル安」や「円安ドル高」に出会ったら、まず、「ドル安」「ドル高」に注目する。
・「ドル」を「りんご」と考えて、高い・安いをイメージする。
・為替は、片方が高くなれば、もう片方は安くなる。よって、「円高ドル高」「円安ドル安」は存在しない。
・そのため、「ドル高」であれば、自動的に「円安」。「ドル安」であれば、自動的に「円高」。
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